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予報の2倍の記録的豪雨なぜ?

島根県と鳥取県では観測史上最大の大雨となった。

1時間雨量は境港市で80.5ミリ、飯南町赤名で71.5ミリ、雲南市掛合で69ミリ、川本町で59ミリ。いずれも観測史上最大を更新した。

境港市は1931年の統計開始、掛合・川本は1976年、赤名は78年。(松江市でも60ミリ)

24時間雨量は境港市で204.5ミリ。松江市鹿島で167ミリなどとなった。

前日(11日)夕方の時点の気象庁の予報では、1時間雨量は多いところで島根県東西部と鳥取県全域で40ミリだった。

予想24時間降水量も、島根県東西部と鳥取県全域で100ミリだった。

つまり、直前の予報の2倍以上の大雨になったところもあったということになる。

なぜ、予報を大きく上回る大雨になったのか?

考えられるのは「2つ要素が重なった」可能性である。

気象庁は「日本の上空約6000メートルには、氷点下6度以下の寒気が流れ込んでいます。また、梅雨前線は日本海西部から本州を通って日本の東へのびており、12日にかけてほとんど停滞する見込みです。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や日中の昇温の影響も加わり、12日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。」という文面で警戒を呼びかけていた。

強い寒気と前線のすぐ南側に山陰が位置するという複数の大雨要素が重なったことが、予報をより困難にした可能性がある。

今後も2つ以上の大雨要素が重なる場合には、「予報以上の大雨になる」ことを念頭に置いておいた方がよい。

なお、観測史上最大を更新した川本町を流れる江の川では、時間差で水位が上昇している。

今後江津市などでは氾濫危険水位に達し、避難指示が発令される可能性もある。流域に住んでいる方は注意が必要。

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