気象庁から30日早朝に発表した気象情報によると、強い冬型の気圧配置の影響で、30日夕方から山陰地方は大雪になる恐れがあります。
予想降雪量はいずれも多いところで
30日朝から30日夕方までの12時間に、山間部は鳥取県で20センチ、島根東部で15センチ、島根西部で10センチ、平野部は鳥取島根、隠岐共に5センチ。
30日朝から31日朝までの24時間では、山間部は鳥取と島根東部で60センチ、島根西部で50センチ、平野部は鳥取島根、隠岐共に40センチ。
31日朝から1日朝までの24日時間には、山間部は鳥取県で50~70センチ、島根東西部で30~50センチ、平野部は鳥取島根、隠岐共に20~40センチです。
合わせると30日朝から1日朝までの48時間に最大で、
山間部は鳥取県で130センチ、島根東部で110センチ、島根西部で100センチ、平野部は鳥取島根、隠岐共に80センチとなっています。
気象庁によると、大雪のピークは30日夕方から1日朝にかけて。しかし、その後もさらに大雪が続く恐れがあるということです。
記録的な大雪になり、車の立ち往生や停電、断水、孤立する集落、ビニールハウスの倒壊などが多発する恐れもあります。
松江で1日で40センチ以上の降雪を記録するのは、2010年12月31日に52センチ降った『年越し豪雪』以来になります。
鳥取地方気象台は30日夜以降、大雪警報を発表する可能性が高いとして大雪への警戒を呼び掛けています。
また、波は6mと大しけになり、風は最大瞬間風速35m/sと暴風が吹き荒れる可能性もあります。
なお、気象衛星ひまわりの雲画像では、日本海北部や黄海では強い寒気に伴う筋状の雲が現れ始めました。
いずれも『離岸距離』が非常に短く、大陸と海の境からびっしりと雲が発生しています。
『離岸距離』が短ければ短い程、寒気が強いことを表しています。