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授業で教わることが全てではない。
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Z新聞部

魅せる山高Sound&Performance
発信:出雲高校新聞部

出雲高校吹奏楽部、ダンス部、コーラス部の定期演奏会がそれぞれ12月28日、16日、27日に行われた。吹奏楽部は出雲市民会館で、ダンス部、コーラス部はビックハート出雲で開催され、出雲高校生や保護者、地元の人々など多くの観客が訪れていた。2年生部員にとっては引退の区切りとなる今回の定期演奏会では、1年生と2年生が今までの仲間との思い出を胸に、精一杯のステージを披露した。

 

~吹奏楽部~

披露された楽曲はジャズ音楽から今年流行したアニメの主題歌や懐かしの演歌までと幅広く、どの世代でも楽しめるものになっていた。

序盤では全日本吹奏楽コンクール課題曲や自由曲が演奏された。自由曲の「ハンガリー民謡『くじゃく』による変奏曲」は、低音楽器が奏でる重低音からゆったりとした曲調で始まり、演奏終盤には荘厳なフィナーレを迎えていた。

「宝島」は本校吹奏楽部卒業生も参加し、計82人で演奏した。音に厚みが感じられ、大迫力な演奏が会場を包んでいた。部員がアナやエルサに扮する「アナと雪の女王」ではハンスがアナを人質にとるも、すぐに捕まってしまうといったコミカルな演出も相まって大いに盛り上がった。

終盤に入ると、映画「ハリーポッター」で使用された楽曲にのせて、部員全員のマーチングが披露された。一糸乱れぬ動きで会場を大いに盛り上げた。ラストを飾った「糸」は、吹奏楽部のこれまでを映した動画とともに演奏された。華やかな演奏で思い出を振り返っていた。

部長の矢田唯さんは後輩へ向けて「今までありがとう。これからが一番楽しいと思うから頑張ってね」とエールを送った。 (桃)

大迫力のマーチングを披露する出雲高校吹奏楽部

 

~コーラス部~

1st stageは、全日本合唱コンクールの課題曲・自由曲である「ねんね根来の」「春の苑」「君待つと」「天の火」の思い出深い4曲を歌った。2nd stageでは、卒業生と現役生との合同合唱が披露された。「新しい歌」より「うたをうたうとき」を始めとする5曲が歌われた。3rd stageは、1年生部員による映画「Sing」をオマージュした創作ミュージカルだった。部員が各登場人物になりきり持ち前の歌声を披露した。

4th stageでは、コーラス部で過ごした1年間を曲を通して振り返った。久徴祭で歌った「あなたに恋をしてみました」や1年間練習で歌ってきた「Like a singing bird」など馴染みのある歌を届けた。最後に歌った「水平線」は思い出ムービーとともに披露された。

部長の杉原愛菜さんは「定期演奏会はコンサートなので、観客の方々に伝えたいことを表現できるように意識した。1年生には色々なことがあると思うけど、みんなで楽しく目標に向かって頑張ってほしい」と話した。 (芥、陽)

笑顔でハイタッチをする出雲高校コーラス部

 

~ダンス部(PFC)~

ダンス部員がK‐POPやJ‐POP、チアなどさまざまな曲のダンスを披露した。その中には島根県高体連ダンス発表会で披露した「Me & My Girls」や「すずめ」の2曲もあった。

出雲高校の生徒や保護者、他校の生徒など多くの観客が訪れ、ペンライトを振ったり手拍子をして楽しんでいた。最後にはクリスマスモチーフのカチューシャをつけた部員全員が「Santa Claus is comin’ to Town」を踊り、会場の盛り上がりは止まることなく公演を終えた。

公演を見に来た人からは「かわいい人たちばかりでずっと見とれていた。これからも頑張ってください!」という声や「曲が変わるごとにその曲に合うように衣装や雰囲気、隊形などが変わって、一人一人が主役のように輝いていた」という声が上がった。

公演終盤、大塚さんは観客に向かって「PFCが部活として認められるように協力してくださった学校関係者や先輩方、応援してくれた家族や観客の皆さん、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。 (芥)

ポーカーフェイスで踊るクルー

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