しまね未来共創チャレンジ二期生のスタートを見届けて
地域・教育魅力化プラットフォーム
代表理事 岩本悠
7月22日、23日とスタートアップ合宿を開催し、みらい共創チャレンジ二期生として20プロジェクト、53名が採択されました。採択されたプロジェクトは、活動支援金10万円とメンター・サブメンターの伴走支援を活用しながら、12月16日(土)に開催される最終発表会まで、実践を進めています。
共創サポーターとして、プロジェクトのプレゼンテーションを見ましたが、地域や身の回りの課題解決という視点に加え、自分たちの好き、楽しい、やりたいという色がどんどんにじみ出てきているのが印象的でした。これからさらに自分たちらしさを解放し、「やってみたい」という想いや自分たちのカラーを出していってもらいたいと思います。
プロジェクトに半年間、伴走するメンター・サブメンターも個性豊かで充実しています。メンターは、島根県内で会社経営や事業開発を行っている社会人のみなさん、サブメンターは島根県内の企業の若手社会人や島根大学・島根県立大学の学生のみなさんに担当をしてもらっています。オールしまねで高校生を応援する輪がここでも広がっています。島根の高校生たちの視野をさらに広げ、今までの考えや行動の枠組みを大きく越えていく刺激や伴走に期待をしています。
さらに、一期生が、再度、みらチャレ二期生として戻ってきてくれたり、後輩を誘ってくれたり、事前のワークショップで、応募前のプロジェクトブラッシュアップを担当してくれたり、当日のプレゼンテーションの応援に来てくれたりしたことも大変うれしかったです。一回で終わらず何度もチャレンジしてほしいし、自分たちだけで終わらせず、後輩や他校の高校生など、周りをどんどん巻き込んでいってほしいと思います。
これから、島根県各地で、高校生が試行錯誤しながら活動を進めていきます。ぜひ、彼らの挑戦を共に応援していければと思います。
岩本悠
一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム代表理事
島根県教育魅力化特命官
「みらチャレ」共創サポーター
東京生まれ。学生時代にアジア・アフリカ20ヶ国の地域開発の現場を巡り、その体験学習記『流学日記』を出版。その印税等でアフガニスタンに学校を建設。幼・小・中・高校の教員免許を取得し、卒業後はソニーで人材育成・組織開発・社会貢献事業等に携わる。
2007年より隠岐島前高校魅力化プロジェクトに従事。2015年から島根県教育魅力化特命官として教育と人づくりを推進。2016年第一回特別ソーシャルイノベーター最優秀賞(日本財団)受賞。2017年に一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームを設立。文部科学省中央教育審議会、経済産業省産業構造審議会、内閣府総合科学技術・イノベーション会議等の委員。共著に『未来を変えた島の学校 -隠岐島前発ふるさと再興への挑戦(岩波書店)』『地域協働による高校魅力化ガイド -社会に開かれた学校をつくる(岩波書店)』