大谷選手から米国招待
良縁に恵まれて得たものとは
発信:出雲高校新聞部
私は大谷翔平✕ECCの共同プロジェクト「SHOW YOUR DREAMS 2024」に参加した。約2万人の応募者の中から選ばれた小中高生100人が、アメリカのロサンゼルスに約1週間ホームステイをした。私が留学で学んだことは自分の好きなことや興味のあることに必死になることの素晴らしさと自分と向き合い続けることの大切さだ。
私は8月18〜25日にロサンゼルスに滞在した。一緒に参加した仲間は野球選手やピアニスト、起業家などそれぞれの夢や目標に向かって頑張っている人だ。小学生の女の子が英語を流暢に喋る様子や難しい数学の問題を解いてみせた時は驚いた。それぞれに才能や特技のある人が周りにいる環境で、自分にはどんな個性があるのか考えさせられた。
平日の午前中は日本語が使えない英語のみの授業を受けた。午後はショッピングに行ったり、ビーチで遊んだりして楽しい思い出を作った。私は23日の放課後にドジャース対レイズの試合を観戦し、大谷選手の史上6人目となる「40‐40」達成の瞬間を見ることができた。私のアメリカ留学の思い出の中で一番感動した瞬間だった。大谷選手の素晴らしさを肌で感じることができたことが幸せだった。
ホームステイを受け入れてくれたホストファミリーとはたくさん話すことができた。とくにホストマザーには進路相談など本当の母親のように深い話までした。自分の個性が分からず私に将来何ができるのかと悩んでいると伝えると「悩み事は悩み続けていくことに意味があるんだよ」と教えてもらった。この言葉が私にとても響き、悩んでいることをマイナスに捉えずに自分の理想を追い続けようと思った。ホストマザーは50代にも関わらず新たな目標や夢に一生懸命で、その姿勢から勇気をもらった。
アメリカ留学に行き、たくさんの人と出会えた。そしてさまざまな経験や人との交流を通して自分を成長させることができた。大谷選手がそうであるように自分の好きなこと、興味のあることを見つけ、それをどこまでも追求していくことが成功の鍵になると思う。高校生にはもちろんのこと誰もがいくつになっても挑戦する気持ちを忘れないでほしい。(理)