予報志ism

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予想外の3回目のピーク

今年の梅雨最初の大雨は、6月としては記録的なものになりました。

1時間降水量は、鳥取市青谷で46.5ミリと1976年の統計開始以来6月としては最多を更新。

米子市では37.0ミリと1939年の統計開始以来の6月の最多記録となりました。(倉吉でも6月観測史上最多)

梅雨の大雨はやはり、『梅雨末期』がメインで、梅雨入り直後の6月は例年あまり降らないはずですが、

今年はいきなりの大雨になりました。

また、この土日を通じた48時間雨量はより多くの地点で6月の観測史上最多を更新しました。

更新したのは、斐川、大東、佐田、大田、掛合、福光、青谷、湖山、岩井、米子、倉吉、鳥取市、大山です。

島根県中部から鳥取市の平野部にかけて帯状の発達した雨雲が停滞したことが大きな要因だと考えられます。

最多は出雲市佐田の263ミリ、次いで大田市福光の246.5ミリ。

ちなみに松江市も記録更新はしませんでしたが、48時間で222ミリと最多記録であと6ミリ(228ミリ(1996年))に迫っていました。

金曜日の夕方の予報で広島地方気象台は山陰地方について、時間雨量40ミリ、

13日夕方まで多いところで130ミリ、14日夕方にかけさらに100ミリ~150ミリ。48時間合計で最大280ミリとしてしてました。

なので、総雨量についてはほぼ『当たった!』ようです。

ただ、予想がハズレていたところもありました。3回目のピークです。

当初、12日夕方の時点で、大雨のピークは14日昼前としていました。13日午前に1回、14日午前に2回目のピークがあるとしたのです。

この予報は13日夕方も続いていて、この時点でも激しい雨は14日昼前までとしていました。

しかし、鳥取県では冒頭に書いたように、鳥取市青谷、米子、倉吉で1時間に30~40ミリの激しい雨が降り、

6月の観測史上最多の雨が『午後3時~5時』の間に降りました。その結果、湯梨浜町では避難勧告も発表されました。

総雨量は当たったけど、予想外に14日午後も激しい雨が降り続いた。14日午後の大雨は特に危険を感じました。

降らないと言っていたのに、雨が降り続いているというのは非常に危険です。予報士としては予報が変わったんだということを

強調する必要があると感じました。

なお、雨はやみましたが、警報も全て解除されましたが、200ミリ以上の大雨になった地点や観測史上最多を更新した地域では

引き続き土砂災害に注意をお願いします。崖から離れた部屋や2階で寝るなど対応を取ってください。

2010年7月16日未明、松江市鹿島町で岩が崩落、下敷きになった住宅で母子2人が犠牲になりました。

この時、停滞した梅雨前線の影響で、松江市鹿島では7月11日~7月15日にかけ211ミリを記録。

15日の午前9時からは雨は降っていませんでしたが、16日午前2時頃、事故が発生してしまいました。

連日の雨で岩が崩れやすくなっていたとみられています。

土砂災害には、崖から水が出てきたり、地鳴りがしたりと、前兆があるともいわれます。

 

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