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Z新聞部

7月は「愛の血液助け合い運動」月間
発信:出雲高校新聞部

「愛の血液助け合い運動」月間。それは、血液製剤の国内自給を継続的、かつ安定的に維持するため、厚生労働省、都道府県、日本赤十字社が主体となって行う献血推進月間のことである。新聞部はそれに合わせ、島根県赤十字血液センター=松江市大輪町=を訪れ、献血推進課の職員の松田清さんと上木康裕さんに話を聞いた。

血液センター内には、島根県で唯一、さまざまな種類の献血ができる「献血ルームだんだん」がある。そこには1日平均35人が訪れるという。無料のドリンクやお菓子、漫画などが準備されており、献血での空き時間も快適に過ごすことができる。献血をする前には、血圧と体重を測り、医師から直接問診を受ける。献血者は23項目の条件を全て満たさなければ献血することはできない。

献血された血液は、その日のうちに、広島県にある中四国ブロック血液センターに運ばれ、精密検査、血液製剤化された後、県の血液センターに戻ってくる。その後は、血液センター内の設備で保存され、献血運搬車によって医療機関に供給される。出雲市内の主な供給先として、島根大学医学部附属病院と島根県立中央病院の二つがある。

血液は人工的につくることができず、保存できる期間も長くない。そのため、日本赤十字社は「1年を通じて」、「多くの方に」、「継続して」の献血を呼びかけている。(陽)

※献血前の医師による問診の様子

 

私たち高校生にできることは

献血には「全血献血」と「成分献血」がある。需要のある400㍉㍑献血(全血献血)は、体重50㌔㌘以上で、かつ男性は17歳以上、女性は18歳以上で一定の条件を満たせば献血が可能だ。

本校では、生徒部が献血に関する啓発ポスターを常時掲示したり、保健部が7月頃に献血に関するチラシを配布したりするなどの取り組みが行われている。養護教諭の後藤久美子先生によれば、県内の他校では献血バス(400㍉㍑献血のみ可能)が来校し、3年生を中心に年齢等の条件を満たす生徒が3学期に献血をしている学校もあるという。しかし、本校の3年生にとって3学期は受験シーズンと重なるため、学校単位で行うことは難しいだろう。

また、新型コロナウイルスの流行前は、高校生向けに献血セミナーが定期的に行われていた。これは、将来の輸血医療を担う高校生に、献血の現状を知ってもらうために行われていたが、近年はコロナの影響によりセミナーの開催が難しくなっている。献血推進課の松田さんは、高校生の献血に触れる機会が減っているとの懸念を示した。

松田さんは「高校生にとって街中の献血バスは利用しづらいと思う」と漏らす。しかし「将来、血液製剤を使う立場になる人がいるかもしれないため、血液を集めることが大変であることを少しでも知ってほしい」と話し、「『輸血を待っている患者さんは常にいる』ということを忘れないでほしい」と高校生にメッセージを送った。(竹)

※血液製剤の説明をする松田さん

 

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