将来やりたいことは ありますか?
授業で教わることが全てではない。
普段、関わることのない大人や同世代の
様々な経験を知ることで新たな1歩を踏み出してみませんか?

大人見聞

しまね未来共創チャレンジ高校生版・3期生スタートアップDAYの現場から
TSKさんいん中央テレビ
山下 桃

夏本番を迎えた、令和6年7月27日・28日。しまね未来共創チャレンジ高校生版における最初の対面イベント、スタートアップDAYが松江市で開催されました。3期目となる今年は約40人の高校生、16プロジェクトが書面審査を通過。初日は社会人や大学生のメンター・サブメンターとともに各チームが持ち寄ったプロジェクトをブラッシュアップしていき、2日目のプレゼンテーションに臨みました。

審査員は、共創サポーターと呼ばれる4人の経営者陣。開始時刻が迫ると会場には協賛企業関係者などが続々と集まり、ひな壇状になった客席が埋まっていきます。ウェブ配信用、取材用のテレビカメラもスタンバイされ、緊張感が満ちていきました。私は司会進行役として、発表する高校生チームを呼び込む担当です。プロジェクト名を読み上げ、高校生たちに視線を送るとプレゼンテーション開始の合図。

人前で話すのが得意な人も、そうでない人も、各チーム分担をし、自分が担当するパートの説明文を声に出して会場に届けます。「やってみたいを解き放て!」。このキャッチフレーズのもと集まった高校生たち。自分たちのプロジェクトを説明する姿は、まさにやってみたいを解き放つ、最初の瞬間です。プレゼンテーションのテクニックを超えた「伝える力」がそこにはありました。

大人たちにとっても、面と向かって自分の声で誰かに説明をするのは決して簡単なことではありません。メールなどの文面で済ませたり、オンラインミーティングで話すほうが私だって気が楽です。一人の高校生から「みらチャレ3期生」になるための5分間のプレゼンテーション。声、表情、身振りを使ってまっすぐに取り組む彼らの姿を見て、これからの成長の大きな糧になる、またとない5分間なのだと感じました。

この2日間で、もしくは5分間で、それ以前の自分とはきっと何かが変わった高校生たち。みらチャレの活動期間は、ここから半年間。地域と共創し未来をも変えていく第一歩を踏み出したみらチャレ3期生たちを、期待を込めて応援しています。

TSKさんいん中央テレビ 山下 桃

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