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菊竹清訓(1928-2011)は、《島根県立美術館》(1998年)を設計した建築家。25歳で菊竹建築研究所を設立し、同郷(久留米市)のブリヂストンタイヤの創業者・石橋正二郎からの依頼で、ブリヂストン関係の建物を手がけた。1958年には自邸《スカイハウス》を発表し、1960年代に日本の若手建築家のグループの一員として「メタボリズム」を提唱した。また「か・かた・かたち」の設計理論を展開したことでも知られる。島根県では、第23代田部長右衛門との関係から、菊竹の建築家としての名声を高めた《出雲大社 庁の舎》(1963年)をはじめ多くの建築物を設計した。菊竹清訓の没後10年に開催される本展では、菊竹による山陰の建築物を中心に、代表的な作品を紹介し、菊竹建築の魅力を紹介する。
展示構成
1.スカイハウスと初期の作品
2.メタボリズムと未来都市の構想
3.山陰の建築
4.方法と作品
関連プログラム
■記念講演会
「風景の建築家 菊竹清訓」
■ワークショップA:けんちくカフェ
「Sky House New!!:みんなも菊竹先生になってみる」
■ワークショップB
「着せ替えドミノ」で建築空間を組み立てよう!
■美術講座
「菊竹清訓 山陰と建築」
申込方法
次のワークショップは申込が必要です。
- ・A「Sky House New!!」
- ・B「着せ替えドミノ」
■オンラインパネルディスカッションI
「菊竹清訓のこころと手の記憶/山陰の建築への挑戦」
現在活躍する菊竹清訓建築設計事務所元所員の建築家たちとともに山陰の菊竹建築を読みとき、菊竹清訓の人物像とその生き様に迫る。
■オンラインパネルディスカッションII
「巨大は細部が宿すか?菊竹清訓の建築を、架構と加工の点から考える」
圧倒的スケール!その構想力を実現してきた菊竹清訓の技術への視座を、「架構」と「加工」ふたつのキーワードをもとに3人の建築家と語り尽くす。
お問い合わせ
島根県立美術館
〒690-0049 島根県松江市袖師町1-5